昨日の日記「NHK英会話番組総評」で述べたことについて反応があったので補則。 長谷川先生のお互い更新日記の09/27より。
日本人が喋る英語は、先日の川口外相の演説を手本とすればよい。つまり、ネイティブそっくりの発音やリズムなどクソ食らえであり、相手に正確に言葉を伝えられればよい。聞き取りについては、分かりにくければもっとゆっくり話せ、慣用句は使うなと要求すればよい。アメリカに留学するとなると話は別だが、NHKの番組でそこまで世話する必要はあるまい。
[お互い更新日記より引用]
グローバル・ビジネス社会にまさにスタンダードな言語である英語は(「実践ビジネス英会話」の船川淳志口調で)、日本語訛りの英語やアジア訛りとかで良いと思うし、ネイティブそっくりの発音やリズムも話し手としては糞食らえと僕も思う(いや、話したこと無いけど)。
しかし、NHKの「英会話」を謳っている番組で英語を喋れようにはならないと思うのだ。僕は「英会話」を目的に観ているのではなくて「聞き取り」が出来るようになるためにと思い観ている。理由は「海外ドラマや映画を英語で観れるようになりたい」ということ。あとは、中学時代から英語が出来なくて、高校で挫折し、大学院でも挫折したという、この痛い挫折経験から生まれた劣等感に対する補償なのかも知れないなあ。なんてアドラーの個人心理学的に云うと。
尤も、英会話番組のスキット等を見ながら、繰り返して声を出して喋ってみると効果はあるかも知れない。でも、やはり「会話」なのだから実際に話をしないことには上達しようが無いような気がするけどどうだろう。ネイティブスピーカーは文法から勉強したりしないもんね。それとも、既に言語を習得している人は、慣れとか云うより文法的な知識がないとダメなのかしら。って、尤も英会話学習が本当に必要な人って子どもが数年かかって習得するような仕方で勉強する時間なんてないよね、きっと。
東京のどっかのお店のモニターで「俺の、俺の、俺の話を聞け〜!」が歌詞のPVを見てから、まさに「イイネッ!」って云う感じ。最近、頻繁にテレビに露出してます。これからの歌謡曲はこうなっていくのかも知れない。